AIMP2高音質化計画

2012/01/28

PC

t f B! P L
音楽再生ソフトにAIMP2を使用している私ですが、このソフトはDSP-Pluginに対応しています。

DSP-Pluginとは、音楽再生ソフト「Winamp」用に作成された補助ツールのようなものですが、AIMP2でも利用できます。

特に私が気に入ったのが「Stereo Tool」というプラグイン。

膨大な量の設定項目を調整することで、各PC、環境にあった音を追求することができます。

イマイチ私も理解しきれていない所も多いのですが、個人的に「これだ!」と思える設定が完成しました。

今回はその設定について紹介したいと思います。

※音は各個人の好みなので私の設定が万人に共通で受けるとは限りません

まず、Stereo Toolを公式サイトからダウンロードします。
http://www.stereotool.com/download/
「Winamp plug-in version」をクリックしてダウンロードします。
プログラムを実行し、AIMP2をインストールしたフォルダを指定してインストールします。
インストールが完了したら、一応エクスプローラーでAIMP2のフォルダを確認して、Pluginsフォルダ内に入っているか確認します。
入っていなければ手動でPluginsフォルダに入れてください。
次に、AIMP2のオプションの「再生」タブから「DSP-Manager」を選択。
「Winamp DSP Plug-Ins」のリストから「Stereo Tool」を選択します。
次に、オプションを選択します。
st_1.png

まず、Pre Ampの音量はx2.00程度が良さげ。
大きくしすぎると音が潰れるので控えめに設定。
音楽を再生してみて、中央上の4本の横向きの音量バーがずっと赤くならない程度の場所を探します。
��たまになるのは全然OK)
Post Ampに関しては、マルチバンドコンプレッサー(後述)で音を増幅させたりしているので、ここはx1.00より小さくしておきます。
ここから、各設定項目に入って行きます。
まず、Post Ampの下にある「Stereo Image」という項目です。
st_2.png

左右のバランスを調整したりしてくれるのですが、ここは設定は適当に。
ヘッドホンなどで聞く場合は「STEREO IMAGE PROCESSING」をオンにすると良さげ。
設定ができたら右上の×ボタンで閉じてOKです。
次にPost Ampの右の「Bass boost」という項目。
st_3.png

低音域を増幅させるので、低音を重視する人はオンにします。
好みの低音域を探すために、右上の「PLAY BASS ONLY」を押してからその下の各項目(Hz指定)を調整します。
波形処理ソフトを持っている人は、そういったソフトで自分のよく聞く曲の低音域を探しておくと楽ですね。
次に「Noise gate」の項目です。
st_4.png

ノイズを取り払ってくれるのですが、効果を強くしすぎると音質が低下するので控えめ(1%未満)でよさそうです。
下の項目はONにしないほうが音質は絶対いいです。
次は「Bandpass Filter」ですが、これは不要な音域を取り除くものです。
st_5.png

そもそも、人間の耳が50Hz~20000Hz程度までしか聞き取れないので、それ以上、以下の音はカットします。
私は下を甘く、上を厳しく見積もって30-17000にしましたが。
次は「Limiting & Loudness」の項目。
st_6.png

これがまた大きな設定画面です。
それぞれの項目がどんな効果を出すのかがいまいち把握しきれていないので直感操作なのですが・・・。
とりあえず色々弄った結果、SSくらいの数字で安定しました。
次に「AGC Auto Gain」ですが、曲によっては音量が安定しない(大きくなったり小さくなったりを繰り返す)ので、OFF推奨です。
次に「Multiband compressor / limiter」の項目です。
st_7.png

この項目が、いわゆる「イコライザー」に該当します。
一番上の列でイコライザー効果、2、3番目の列でイコライザー効果の調整ができます。
下から2番目で各項目の効果の強さを調整できます。
一番下の項目の「Equalizer」と「before multiband」をオンにすることで若干高音質に?
すべての設定項目に言えますが「LIMIT」「COMPRESS」とあるのであれば、COMPRESS寄りにしたほうが良いようです。
次に「FM Transmitter」の項目ですが、これが非常に難しかったです。
st_8.png

そもそも、サウンドカードがショボイ(古いPCのオンボードとか)と、厳しいのでそういう人はスルー推奨。
まずは、左上のONのチェックを入れ、右側の「DIRECT SOUNDCARD ACCESS」の項目をオンにします。
次に、Soundcardの項目を決めるのですが、「スピーカー」がある人はそれを、サウンドカードが直接表示されている人はそれを選んでください。
次にOutputVolumeですが、音が大きくなるはずなのでx1.000より小さくすることを推奨。
次が最重要項目。
Buffer sizeですが、AIMP2のバッファータイムと合わせる必要があります。
AIMP2側の最小バッファーが0.3secなので、0.300secに設定。
AIMP2のオプション画面の再生タブの「バッファサイズ」を最小の0.3secにします。
st_9.png

これをしておかないと、曲を変更した時にカクカクになってしまってどうしようもなくなります。
ちなみに、この「DIRECT SOUNDCARD ACCESS」をオンにすると、曲変更時のフェード効果が一切できなくなります。
そこは考慮しておく必要があるでしょう。
出来る人は、PCの再生デバイスの設定からスピーカーのプロパティの詳細タブから、「24bit 96000Hz」を選んでおくと、Stereo Toolとの干渉が少なくなって音質が上がるかと。
最後に、最初の画面に戻ります。
st_1.png

一番右はじのLatencyの項目ですが、PCスペック次第となります。
貧弱なCPUだと効果が強すぎるとPCが重くなるので、512を選択。
私はi7マシンとはいえノートPCなので2048を選択しています。
余裕のある人は4096を選ぶべきでしょう。
Qualityの項目も同様にマシンスペックに合わせて選択して下さい。
Screen Updatesは設定画面での動作の話なので特に気にしなくていいはずです。
全てが終わったら上の方の「Configure audio and display」を押し、「Clear buffer if no data arrives for」をチェックし、1.000sec程度に設定。
これを選ぶことで、別の曲に移る間が1秒以上あるときバッファーがクリアされます。
最後に、その上にある「Save」を押して、設定ファイルを保存しておきましょう。
万が一リセットされてしまってもすぐに復元できます。


というわけで、各設定項目を適当に紹介しました。
正直なところ私の説明が全て正しいとは思えませんが、これで私のPC上では音が良くなりました。
一応設定ファイルをアップロードしておきますが、これを使ってPCがどうなっても責任は取れません・・・。
ダウンロード
ダウンロードしたら、先ほどの設定画面のLoadを押してファイルを読み込んでみてください。
SoundCardのあたりがどうなるのか分からないので責任持てませんが・・・。
一応Soundcard設定オフの状態のものもアップロードしておきますが。
ダウンロード
あと、AIMP3ではどうなるのか確認していません。
あくまでAIMP2限定ということで。
それと、AIMP2側のイコライザーはオフ推奨です。
2段階にかけても意味無いので。
また、Realtekのサウンドマネージャーなどの効果系も全てOFF推奨です。
特に「ラウドネス等化」「バーチャルサラウンド」などはできるだけオフにしてください。

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