HTC EVO WiMAX (ISW11HT)のRoot化

2013/08/19

ISW11HT

t f B! P L

先日、友人のISW11HTをRoot化する作業を行いました。
バージョンが2.29.970.01という最新バージョンで、ネットに転がっているRoot方法だけではできなかったので軽いメモ書き代わりに残しておきます。
作業中は特にスクリーンショットを撮ったりはしなかったので画像はありません。

まず、この2.29.970.01というバージョンでは直接のRoot化ができないので、ダウングレードを行います。
基本的な方法はwiki(※)に書いてあるものと同じです。
http://www38.atwiki.jp/htcevoroot/pages/17.html
※上記wikiは削除されているのでこちらから閲覧できます。(ファイルダウンロードは後述のリンクから)
http://web.archive.org/web/20130815012058/http://www38.atwiki.jp/htcevoroot/pages/17.html

misc.img」「flash_image」「RUU」の3つをダウンロードしてください。
ちなみに、wikiの方には「2GB以上のmicroSDHC」が必要だとかいてありますが、自分が実行した際には手元にMicroSDカードが無かったため使用しないでRoot化しました。
結局、あってもなくてもできます。

次に、「HTC Quick Root」というツールをxdaからダウンロードします。
HTC Quick Root v1.1.13 - ROOT ANY HTC!
このツールは、Wikiで言うところの「一時Root化」の部分を行うために利用します。
tacoroot.binを利用した一時Root化は最新バージョンではできなくなっているためです。

ISW11HTを起動し、USBデバッグをonにした上で「高速起動」をオフにしておきます。
USBケーブルでISW11HTを母艦とつなぎ、HTC Quick Root.exeを起動します。
しばらくするとメイン画面が表示されるので、左上の「Root method」を「Universal Exploit」に設定し、Flash HBOOTのチェックは外します。
右上のラジオボタンで「Do Nothing・・・」を選択し、「Root Device」ボタンをクリックします。

この後は、下部の黒いボックス部分を凝視する作業です。
黄色い文字で「Rebooting to Recovery」と表示された後、1度目の再起動が行われます。
再起動後、しばらくすると再び黄色い文字で「Rebooting Device」と表示されます。
この文字が表示され、再起動が開始したら即座にUSBケーブルを抜いてください。
具体的には、中央に小ボックスで「Waiting for device」が現れた瞬間辺りです。
ここでUSBを抜かないと、せっかくTemp Rootが取れたのにすぐに失われてしまうからです。

USBを抜いたら、HTC Quick Rootは終了します。
終了したら、再びUSBで母艦と接続し、Rootがとれていることを確認します。
C:\Users\*****> adb shell
#が表示されていれば一時Root化は成功です。
この後の作業はwikiの「ダウングレード」からの作業と同じです。
SDカードを利用せずに行う人はmisc.imgとflash_imageを/data/localあたりにpushしましょう。
C:\Users\*****\Documents\>adb push misc.img /data/local
C:\Users\*****\Documents\>adb push flash_image /data/local  
chmodで権限変更も忘れずに。
C:\Users\*****\Documents\>adb shell chmod 755 /data/local/flash_image  

RUUを実行する段階で、自分の母艦はWindows8 64bitのマシンだったからか、RUUが正常に動作せず、USB Error [170]が表示されてしまいました。
ドライバーを変える、などの解決方法も指示されていたのですが、どうやってもうまく行かなかったため、別方法でRUUを当てました。
まず、RUUを実行しInstall Shield Wizardが閉じてRUUのメイン画面が表示された後、エクスプローラーを起動しアドレス欄に「%temp%」と入力してエンターを押すと、フォルダが開きます。
このフォルダ内で「rom.zip」を検索してください。
169MBくらいのrom.zipというファイルが見つかるはずなので、そのファイルを何処か別の場所へコピーしておいてください。
ここでは仮にCドライブ直下へコピーしたとします。
母艦側でコマンドプロンプトを起動し、以下のように入力します。
C:\Users\******>cd C:\ //コマンドプロンプトの実行フォルダをCドライブ直下へ移動
C:\>adb reboot bootloader //ISW11HTをFastbootモードに移行
C:\>fastboot devices //fastboot接続できているか確認(devicesに表示されたらOK)
C:\>fastboot oem rebootRUU //RUU書き込みモードへ移行 
C:\>fastboot flash zip rom.zip //RUUファイルを焼きこみ
この後、 HTCロゴの画面でゲージがだんだんと伸びていくのを待つだけです。
途中「pre-hboot update: please flush immediately」といったエラーで止まってしまいますが、焦らずにもう一度oem rebootRUUからやり直すのを何度か繰り返すことでRUUが完了します。
RUU完了後、コマンドプロンプト側にFINISH(OKAYだったかも)の文字が表示されているのを確認したら、
C:\>fastboot reboot
でブートローダーモードへ戻るので、ボリューム上下+電源でrebootを実行して本体を起動してください。

起動後は、バージョン情報の画面でバージョンが「1.05.~~~」になっていることを確認して下さい。
Androidバージョンは2.2になっています。
確認したら、wikiの説明にそってS-OFF作業などを行ってください。

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