Athlon5350搭載の小型マシンを組みました


以前から気になっていた小型マシンを、ようやく組むことが出来ました。
数カ月前から小型の省電力マシンを1台組みたいと考えていて色々と案を練っていましたが、いい感じの構成で組むことが出来ました。

構想段階では、マザーボードにIntelのCeleron J1900をオンボードで搭載した板を買って組もうかと考えていました。
TDPが10Wと非常に低いことと、ファンレスであることは非常に魅力的でしたが、基本性能が微妙であることなどを考え、今回はAMDのAthlon 5350を使ったマシンを組むことにしました。
今回も、全てのパーツを秋葉原のツクモで購入しました。

 今回買ったパーツの中で一番気に入っているのがこのケースです。

Thermaltake製のElement QiというMini-ITXケースですが、幅220mm、高さ130mm、奥行き330mmというコンパクトなケースながら、220WのSFX電源が標準装備で、フルサイズの5インチベイと3.5インチベイがあります。
その上、3.5インチのシャドウベイが1つあり、フルサイズのPCI拡張カードを搭載できるという、拡張性の高さが魅力的でした。

 正面の赤いラインがノッペリとしがちなデスクトップPCのフロントを引き締めているような感じがします。
最下部のロゴの入った部分はUSB3.0が2つとイヤホン・マイク端子が出てきます。

 ケースは、後部のネジ(プラスドライバーが必要)を外すと、側面と天板がまとめて外れるタイプになっています。

 SFX電源は長さの短いCタイプのもので、24ピンATX電源端子、4ピンATX12V端子、SATA電源端子×2、4ピンペリフェラル端子×2、FDD電源端子 が備わっています。
PCI-Express用の補助電源端子はありません。

電源容量は220Wですが、80PLUS認証などはされていないようです。
今回は後述の通りこの電源は一切使用していないので使用感などはわかりません。

 次はマザーボードです。
AM1ソケット対応のMini-ITXマザーボードとして、ASRockのAM1H-ITXを選びました。

AM1ソケットのマザーボードとしては比較的高い製品(msiやASUSのものなら4000円前後だがこの製品は7000円ほど)ですが、それに見合う価値があります。
というのも、この製品はマザーボードにACアダプター用のDCソケットが備わっているため、電源ユニットを使わずにノートパソコン用などのACアダプターを直接使うことができるのです。
また、他のメーカーとは違い、USB3.0ピンヘッダがあったり、SATA端子が4つもついていたり、映像出力端子が4種類もあったりと、かなり高機能なマザーボードになっています。

 内容物はシンプルで、マザーボード本体、多言語向け取扱説明書、SATAケーブル2本、SATA電源ケーブル1本、バックプレート1枚のみです。

 マザーボード本体です。
USB3.0ピンヘッダや4ポートのSATA端子、miniPCI端子などが見えます。
また、24ピン電源ソケットとSATAポートの間にあるのがACアダプター駆動時にSATAドライブに電力を供給するためのSATA電源端子になります。
付属のSATA電源ケーブルは市販されているSATA電源2分岐ケーブルと同じものなので、3つ以上のドライブを利用する場合は追加で分岐ケーブルを購入する必要があります。

 リアの各種スロットです。
左端にあるのが電源コネクタで、外径5.5mm内径2.5mmの標準的なACアダプターが使用できます。
公式サイトでは19Vと表記されていますが、16Vのものでも起動しました。

マザーボード裏面です。
中央のCPUソケットの裏には大きな突起はありませんが、自作のバックプレートでCPUクーラーを取り付ける場合は気をつける必要があるかと思います。

 ケースにマザーボードを取り付けます。
このケースは取付部が元から盛り上がっているので、スペーサーを取り付ける必要はありません。

 後ろから見て左奥側のネジは、ケースの5インチベイと干渉しますが5インチベイ側に穴が空いているので長いドライバーを差し込んでネジ止めすることが出来ます。

今回、後ろから見て左手前側のネジ穴のサイズが狂っていて、規定のネジでは留められませんでした。
幸い、同梱していた別のネジ(恐らく5インチベイ用のもの)が流用出来てピッタリサイズだったので事なきを得ました。

 CPU(というかAPUですが)のAMDのAthlon 5350です。
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写真だと分かりづらいですが、ビックリするほど箱が小さいです。

 この小さい箱の9割位はCPUクーラーが占めています。
CPUクーラーはAM1専用サイズで、今のところリテールのこのクーラーと、Thermaltakeが出している製品の2つしか存在しないはずです。

 プッシュピンなのですが、これがうわさ通りの取り付けづらさ。
そもそもピンをヒートシンクに取り付ける時点でかなり硬いので力いっぱい入れてしまいましょう。

 レバーを上げてから印を合わせてAPUをソケットに乗せ、レバーを下ろすというAMDのCPUスロットは初体験です。
CPU側にピンがあるのはちょっと怖いですね。

CPUクーラーを乗せます。
2本のピンに均等に力を入れて押し込まないと斜めに入ってしまいますし、入った側もすぐ抜けてしまいます。

 メモリは安いものにしようかとも思っていましたが、APUはメモリとの相性がかなり重要(というかメモリが糞だとAPUの性能が引き出せない)ので、ツクモの店員と話し合った結果、以前も使用したCFD販売のElixir W3U1600HQ-4Gを購入しました。

4GBx2枚の8GBセットです。
にしてもメモリ高いですね、以前買った時の倍くらいの値段でした。

 サクッと取り付けて完了。

 OSインストール用のSSDはTranscendの64GB、TS64GSSD340を購入しました。
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恐らくツクモで売っていた64GBの中では最安だったはずです。

 以前、CrucialとSamsungのSSDを購入しているのですが、3.5インチブラケットが付属していたのはTranscendが初めてでした。
これが個人的に凄い高評価だったので、次からはTranscendのSSD買いまくると思います。
安いですし。

 SSD3.5インチベイに取り付けたついでに、5インチベイにDVDドライブを取り付けます。

 DVDドライブはASUSのASUS DRW-24D3STです。
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非アクティブ時の電力消費量が50%少ないというのが売りな製品だったので、今回のような省電力マシンを組むには持ってこいでした。
トレイの排出がゆっくりな点などを除けば良いドライブだと思います。
ボタンも押しやすいですし。

 PCケースのゴム足です。
4箇所、貼り付け場所があるので底に貼ります。
組む前に貼ればよかったななどと思いながら貼りました。

 とりあえず仮組み状態でモニターの横に配置してみます。
隣のキーボードからも分かる通り、かなり小さいです。

ACアダプターは、かなり古いものですが家に転がっていたIBM時代のThinkpad用16V4.5AのACアダプターです。

72Wまで出力できるものです。

早速BIOSの起動をしてみました。
最近のUEFI画面は綺麗ですよね。
メモリやAPUが正しく認識されていることを確認しました。
OSはWindows8.1の64bit版を選択しました。
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DVDドライブが勢い良く回っていましたが、特に電力不足になった様子もなく普通にインストールは完了しました。

OSのインストールが終わったところで、一旦シャットダウンをしてDVDドライブからコネクタ類を外し、HDDを取り付けました。
HDDは以前と同じくWestern Digitalの2TBHDDのWD20EZRXです。

このケースの3.5インチシャドウベイは、ケース右側面の部分に縦向きに取り付けるようになっています。
エアフローを横向きにとっている場合は完全に遮る形になるので注意が必要です。
ちなみに、DVDドライブからコネクタを外したのは、SATAケーブルや電源コネクタが2つずつしか無かったためです。
そんなわけで、Athlon 5350マシンの組み立てが完了しました。
Athlon 5350マシンの性能等に関するレビューは別記事にてまた取り上げます。

ちなみになのですが、このElement Qiケースで組み立てる際には注意が必要です。
付属のSFX電源を使用する場合、CPUクーラーは45mmまでのものしか使用できません。
マザーボードにLGA1150のものを使用してCeleron G1840などで組み立てる場合、リテールクーラーの高さが45mmと完全にギリギリ(orアウト?)なので注意する必要があります。

ちなみに、私は上述したとおりこのSFX電源を取り外して使用しているわけですが、SFX電源の部分がポッカリと穴が開いてしまっているため、現在ここに取り付けるための蓋を自作中です。
こちらも完成したら別記事にて紹介予定です。

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